仏にプルトニウム譲渡妥当 ふげん燃料、原子力委員長
国の原子力委員会は19日、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(福井県)の使用済み核燃料をフランスで再処理し、回収したプルトニウムをフランス側に譲渡するとした日本原子力研究開発機構の方針について報告を受けた。日本のプルトニウム保有量の増加を抑えられることから、上坂充委員長は「適切で妥当な方針」と評価した。
機構は会合で、再処理を委託するオラノ・リサイクルとの契約や日仏両国の協定により、再処理完了後にプルトニウムは直ちにオラノ社に譲渡し、民生用原子炉での平和利用のためだけに再利用することが担保されている、と報告した。
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