ノーベル財団、ロシア招待を撤回 授賞式、スウェーデン国内で反発
![ストックホルムのノーベル財団](/sites/default/files/images/newspack/2023-09PN2023090201000974.-.-.CI0003.jpg)
【ロンドン共同】スウェーデンにあるノーベル賞の運営団体「ノーベル財団」は2日、今年12月10日に行われる平和賞を除く5部門の今年の授賞式と晩さん会にロシア大使らを招待する方針を撤回すると発表した。スウェーデン国内で反発が強まったことを受けた措置としている。
ウクライナに侵攻するロシアを支援するベラルーシやイランの大使も招待しないと決めた。ノルウェーの首都オスロで開かれる平和賞の授賞式と晩さん会には、ロシアを含むオスロ駐在の大使全員を招くという。
財団は「世界の分断は深まり、意見が異なる者同士の対話も減っている」としていたが、2日の声明で「スウェーデン国内での強い反発がこのメッセージに影を落とした」と撤回理由を説明した。
財団は8月31日、スウェーデンとノルウェーに駐在する大使全員を招待すると発表し、スウェーデンやウクライナの政治家らから批判を受けていた。
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