放出後にトリチウム初検出 東電「安全に全く問題ない」

共同通信 2023年9月1日 22:59
 東京電力福島第1原発の処理水を希釈、放出するための設備=8月24日
 東京電力福島第1原発の処理水を希釈、放出するための設備=8月24日

 東京電力は1日、8月31日に福島第1原発の処理水放出口付近で採取した海水から、放射性物質トリチウムが1リットル当たり10ベクレル検出されたと発表した。24日の放出開始後、検出は初めてで、東電は「放出の影響とみられるが、安全には全く問題ない」としている。

 東電によると、過去5年間の第1原発沖での濃度は0・4~2・8ベクレル。

 検出されたのは原発3キロ圏に10カ所ある採取場所のうち、放出口から最も近い場所の海水。同じ場所で24日に採取した海水を精度を上げて分析した結果、2・6ベクレル検出されたことも9月1日に発表した。すでに発表済みの通常の分析では検出下限値未満だった。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「科学・環境」記事一覧