放出後にトリチウム初検出 東電「安全に全く問題ない」
![東京電力福島第1原発の処理水を希釈、放出するための設備=8月24日](/sites/default/files/images/newspack/2023-09PN2023090101001781.-.-.CI0003.jpg)
東京電力は1日、8月31日に福島第1原発の処理水放出口付近で採取した海水から、放射性物質トリチウムが1リットル当たり10ベクレル検出されたと発表した。24日の放出開始後、検出は初めてで、東電は「放出の影響とみられるが、安全には全く問題ない」としている。
東電によると、過去5年間の第1原発沖での濃度は0・4~2・8ベクレル。
検出されたのは原発3キロ圏に10カ所ある採取場所のうち、放出口から最も近い場所の海水。同じ場所で24日に採取した海水を精度を上げて分析した結果、2・6ベクレル検出されたことも9月1日に発表した。すでに発表済みの通常の分析では検出下限値未満だった。
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