中国大阪総領事、処理水放出批判 「なぜ飲用水に使わない」
![関西プレスクラブで講演する中国の薛剣・大阪総領事=10日午後、大阪市](/sites/default/files/images/newspack/2023-08PN2023081001001648.-.-.CI0003.jpg)
中国の薛剣・大阪総領事(55)が10日、関西プレスクラブで講演し、東京電力福島第1原発の処理水放出に関連して「本当に安全ならなぜ飲用水やかんがい水に使わないのか」と批判した。中国人団体観光客の解禁発表により、日本で中国人客の増加に期待が高まっている中、放出に関する中国政府の姿勢を改めて強調した。
国際原子力機関(IAEA)は7月、処理水の放出計画は「国際的な安全基準に合致する」との包括報告書を公表したが、薛氏は「報告書は海洋放出の許可証ではない」と指摘。「もし安全でないなら全人類の健康を脅かす」と主張した。
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