燃料搬出「上関含め努力」 中間貯蔵施設巡り関電社長
![報道陣の取材に答える関西電力の森望社長=9日午後、福井県美浜町](/sites/default/files/images/newspack/2023-08PN2023080901001739.-.-.CI0003.jpg)
中国電力と関西電力が山口県上関町に原発の使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設を検討していることについて、関電の森望社長は9日「調査の申し入れの段階。上関も含めて、必要な搬出容量の確保のためにあらゆる可能性を求めて努力する」と述べた。2004年に関電美浜原発(福井県美浜町)で発生した蒸気噴出事故の追悼行事後、報道陣の取材に答えた。
関電は、福井県で運用する原発の使用済み核燃料に関し「23年末までに中間貯蔵施設の県外候補地を示す」と同県に約束しているが、森社長は「(今回の計画が現段階で)約束としての扱いができるかどうか、そういうステージにはない」と語った。
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