連載・企画

司法の現在地
国会、内閣、裁判所-。三権を分立して権力の集中と乱用を防ぐ。国民の権利と自由を保障しようと憲法が定めた原則だ。法律を作る国会や法律に基づいて動く内閣は、市民生活に直接影響を与える。一方、裁判所は訴訟の当事者にならない限り、関わることはほとんどない。時に人の命を奪うこともできる強大な権力に、市民の関心や報道機関によるチェックは届いているのか。99%台で推移する刑事裁判の有罪率や、増加する不起訴…。裁判官や検察官、弁護士、警察官ら制度の担い手に取材し、司法の「現在地」を見つめる。
目次
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晴れぬ嫌疑、止まぬ中傷【くまもと発・司法の現在地/不起訴の残響㊦】
2023年4月13日
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突然逮捕、貫いた黙秘【くまもと発・司法の現在地/不起訴の残響㊤】
2023年4月12日
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親不孝でごめんなさい…熊本県錦町の少年院から長男が綴る悔悟と感謝 待つ母「全力で更生支える」【くまもと発・司法の現在地】
2023年2月24日
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県警の情報公開さらに後退 識者「懲戒処分が適正かチェックできず」
2023年2月15日
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熊本県警、懲戒処分を一部発表せず 2022年度から公開範囲狭める 5年間に16人処分…5人を非公表
2023年2月15日
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熊本地裁の刑事裁判、特定の裁判官が〝即日判決〟連発 開廷30分で実刑も 「拙速では」と疑問の声
2023年1月16日
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県警、逮捕公表「基準」なし 見送るケースも「恣意的運用」否定 【くまもと発・司法の現在地】
2023年1月11日
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「ここは弱者の最後のとりで」〝塀のなかった〟少年院の今 教官、少年法厳罰化に疑問 熊本・人吉農芸学院 <くまもと発 司法の現在地>
2022年11月22日
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権力監視民主主義の原則 ジャーナリスト 江川紹子氏に聞く【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化⑥】
2022年11月2日
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傍聴、記録閲覧に限界 情報公開 後退する日本【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化⑤】
2022年11月1日
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検察審査会に不信感 説明不足の「不起訴相当」【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化④】
2022年10月30日
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法廷での〝自白〟映像 「証拠」扱い、審理影響も 【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化③】
2022年10月29日
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取り調べの録音・録画 検察は定着、進まぬ警察 【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化②】
2022年10月28日
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取り調べを記録 潔白訴え “密室”の自白強要 【くまもと発・司法の現在地/遠い可視化①】
2022年10月27日
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[いしかわ発・司法の現在地]金沢地検 不起訴率、50%超す 30年前は19% 「起訴猶予」9割、真相明らかにされず
2022年9月6日
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真相 埋もれる懸念も/検察 丁寧に説明を 取材担当記者座談会 [くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影⑦]
2022年6月11日
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無罪は「不名誉な傷」 上がる起訴のハードル [くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影⑥]
2022年6月10日
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説明なく通知に不信感 交通死亡事故遺族 [くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影⑤]
2022年6月9日
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逮捕妥当か 検証できず 容疑の少年 家裁不送致に [くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影④]
2022年6月8日
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「嫌疑不十分」に厳しい目 捜査の〝不備〟市民指摘 [くまもと発・司法の現在地/不起訴の陰影③]
2022年6月7日