埋もれかけた被害 患者認定へ、実態訴え続ける 連載【遺志を継ぐ 原田医師、没後10年】⑥

熊本日日新聞 2022年6月17日 07:04
証人尋問を終えた原田正純さん(左)と話す水俣病被害者互助会の佐藤英樹さん=2011年1月、熊本市中央区の熊本地裁

 「この裁判は大事なんだよ」。熊本県や鹿児島県による水俣病の患者認定を裁判で求めている水俣病被害者互助会長の佐藤英樹さん(67)は、原田正純さんの言葉を思い出す。母親の胎内で水銀被害を受けた胎児性患者と同世代。原田さんは「胎児性患者の周りに...

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