水俣病の感覚障害に「中枢説」採用 関西訴訟、水銀被害を幅広く認定 主張は変わらぬ国と県、立証した医師「理不尽」
水俣病関西訴訟で司法はメチル水銀中毒による感覚障害について、脳の損傷に起因するという「中枢説」を採用した。原告らの水銀被害を医学的に立証したのは大阪府の阪南中央病院だ。舌先の「2点識別覚」を検査する手法を取り入れ、国の患者認定基準より幅広...
残り 1131字(全文 1251字)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツTHEMES
水俣病-
水俣病の県処分への不服審査、2人の請求を棄却 国審査会
熊本日日新聞 -
元朝日新聞記者・杉本氏「官僚は人事やメンツ優先した」 熊本市で講演、「Y氏裁決放置事件」振り返る
熊本日日新聞 -
「水俣病と知られたくない」…故郷離れても孤独の日々 京都府在住の76歳男性 差別、偏見に翻弄、患者認定も「楽しみは少ない」
熊本日日新聞 -
水俣市の高岡医師の著書「水俣病と医学の責任」、日本医学ジャーナリスト協会賞の優秀賞 研究者の不作為指摘
熊本日日新聞 -
水俣病患者、一人一人に焦点 写真家・小柴さん(大阪)10年ぶり写真集
熊本日日新聞 -
水俣病対策費11億円計上 環境省、24年度補正予算案 25年度事業を前倒し
熊本日日新聞 -
「公徳賞」にKYOと花田・学園大シニア客員教授 文化、教育で功績
熊本日日新聞 -
水俣病、2019年認定の患者1人が判明 京都在住75歳男性「隠す必要ない」
熊本日日新聞 -
【水俣病関西訴訟 最高裁判決20年】行政の不作為立証した弁護団 「国と県は責任を果たして」 被害者救済、残る課題
熊本日日新聞 -
環境相、2年連続赤字のチッソ「早期の業績改善が必要」
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
熊本都市圏の住民の間には、慢性化している交通渋滞への不満が強くあります。台湾積体電路製造(TSMC)の菊陽町進出などでこの状況に拍車が掛かるとみられる中、「渋滞都市」から抜け出す取り組みが急務。その切り札とみられるのが公共交通機関の活性化です。連載企画「移動の足を考える」では、それぞれの交通機関の現状を紹介し、あるべき姿を模索します。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛やより良い生活につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、しっかりした家計管理で安心して生活したい記者と一緒に、楽しく学んでいきましょう。
※次回は「休眠預金」。12月11日(水)に更新予定です。