水俣病の感覚障害に「中枢説」採用 関西訴訟、水銀被害を幅広く認定 主張は変わらぬ国と県、立証した医師「理不尽」

熊本日日新聞 2024年11月29日 22:30
共に闘った原告や弁護士らと映る写真を掲げ、水俣病関西訴訟を振り返る阪南中央病院名誉院長の三浦洋医師=10月、大阪府

 水俣病関西訴訟で司法はメチル水銀中毒による感覚障害について、脳の損傷に起因するという「中枢説」を採用した。原告らの水銀被害を医学的に立証したのは大阪府の阪南中央病院だ。舌先の「2点識別覚」を検査する手法を取り入れ、国の患者認定基準より幅広...

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