参院選の重視政策「賃金・雇用」が最多 熊日LINEアンケート 「物価高対策」「憲法改正」続く

熊本日日新聞 | 2022年6月16日 18:08

前回2019年参院選の投票の様子=熊本市南区

 熊日は参院選を前に「SNSこちら編集局」の公式LINE登録者を対象にアンケートを実施した。最も重視する政策では「賃金・雇用対策」を挙げた人が最多の17・5%、「物価高対策」が13・3%で続いた。国際情勢が緊迫する中だが、まずは政治に生活者目線での改善を期待する姿がうかがえた。3番手には「憲法改正」が挙がり、「少子化対策」が4番手だった。

 アンケートは5月23~29日に実施、525人から回答を得た。多くの有権者の声を集める目的で、無作為抽出する世論調査とは性格が違う。最も重視する政策は10項目の中から一つだけ選んでもらった。

 賃金・雇用対策を挙げた人からは「物価はどんどん上がるが賃金は横ばい」(菊池市、40代男性、運送業)や「税金は高いのに賃金は上がらない。子供を産み育てられない」(熊本市、30代女性、無職)、「コロナ禍でパート時間も減るし早く普通に働きたい」(大津町、50代主婦)などの声が寄せられた。

 物価高対策では「年金は下がるのに物価が上がる一方だと、生きていくのがふと『しんどい』と思う時が…」(熊本市、60代主婦)との切実なメッセージも。

 憲法改正は12・2%が選択し、改憲、護憲双方の意見があった。男性では重視する政策の2番手に挙がったが、女性では6番手にとどまった。

 少子化対策を選んだのは12・0%。「現在妊娠中で政府の子育て支援に疑問を抱くことが多いから」(熊本市、20代女性、公務員)などのコメントが寄せられた。30代以下では重視する政策のトップだった。

 「安全保障」を重視する人も11・4%。ロシアのウクライナ侵攻を受け、「(日本も)同盟国との安全保障を強化する必要がある」(天草市、50代男性、公務員)といった声が目立った。「戦闘能力の拡大を感情的に考えてしまうが、それでは日本が戦争に巻き込まれかねない危険をはらむ」(熊本市、20代男性、学生)との意見もあった。(太路秀紀)

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 熊日は参院選でアンケートに寄せられた声を基に記者が現場を取材したり、読者に代わって候補者に質問したりといった「双方向型報道」に取り組みます。

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