熊本選挙区、4氏が臨戦態勢 参院選 与野党や新勢力、短期決戦

熊本日日新聞 | 2022年6月16日 07:00

 政府は15日、通常国会の閉会に合わせて臨時閣議を開き、参院選の日程を「22日公示、7月10日投開票」と決定した。熊本選挙区は全国の勝敗を左右する32の改選1人区の一つ。事実上の選挙戦に突入し、出馬を表明している与野党や新興勢力の計4人の対決ムードも一気に高まった。

 「いよいよ、という気持ちだ。やっと選挙に向けた活動を加速できる」。午後1時半、参院本会議を終えた自民党現職の松村祥史氏(58)の表情は硬かった。政権を担う党の候補として4選は至上命令だ。

 複数の会合に顔を出し、「豪雨災害や物価上昇、新型コロナ禍で厳しい状況にある皆さんの声をしっかり聞く」と話すと、足早に羽田空港へ向かった。

 立憲民主党新人で党県連副代表の出口慎太郎氏(40)は午前7時半から山鹿市で街頭演説。「物価高を引き起こした自民党政権の責任は重い」と訴えた。

 野党統一候補の役割も担っている。「政権批判の受け皿になるよう、全力を尽くす」と、公示に向けて早くも、与党との対決姿勢を鮮明にした。この日は八代市や人吉市にも入り、労働組合事務所に足を運んだ。

 NHK党新人でウェブ制作会社社長の本間明子氏(40)は住まいのある東京都内で国会の閉会日を迎えた。昨年10月の衆院選熊本3区への出馬、落選に続く2度目の国政挑戦となる。

 「選挙戦では、次世代のために変えるべきことは変える、と有権者に伝えたい」と力を込めた。17日に予定する熊本入りに向け、政見放送の準備や選挙ポスターの発送業務を急いだ。

 諸派で政治団体「参政党」から出馬する新人で歯科医師の高井千歳氏(36)は菊池市の実家で政見放送で読み上げる原稿の推敲[すいこう]を重ねた。福岡市在住だが、5月から熊本県内で支援者らとの面会を続けている。

 投開票まで1カ月足らずの短期決戦。高井氏は「子どもたちが将来に希望を持てる政策の実現を訴えていく」と表情を引き締めた。
(参院選取材班)

2022参院選くまもと

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