患者宅訪問こだわる 「客観的所見データに残す」  連載【遺志を継ぐ 原田医師、没後10年】⑤

熊本日日新聞 2022年6月16日 07:40
胎児性患者の加賀田清子さん(右)に健康状態を尋ねる岡山大大学院の頼藤貴志教授=1月、水俣市

 原田正純さんは、水俣病患者の家を訪ねることにこだわった。病院で診ただけでは、どれほど海に近い生活をしているのか、家族の健康状態はどうなのか分からないからだ。そうした診察を積み重ねて、劇症型にとどまらず、慢性型や不全型など多様なパターンがあ...

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