先生は心のよりどころ  寂しさ募る胎児性患者 連載【遺志を継ぐ 原田医師、没後10年】②

熊本日日新聞 2022年6月12日 11:03
幼い頃の自分たちの写真を見つめる胎児性患者の加賀田清子さん。写真は原田正純さんが撮影した=5月、水俣市

 胎児性水俣病患者の加賀田清子さん(66)は入居している水俣市のケアホームの壁に、1枚の写真を掛けている。「左から2番目が私。これが原田先生との出会い」。約60年前、水俣市立病院で診察を待つ幼い患者らにピントを合わせ、熊本大医学部から訪れた...

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