「より多く接種した方が…」 ワクチン、故意に4回接種 合志市の医療従事者 熊本

熊本日日新聞 | 2021年12月03日 18:20

合志市の男性が4回接種したファイザー製のワクチン

 熊本県合志市は3日、市内に住む医療従事者の60代男性が、8月までに新型コロナウイルスワクチンを4回接種したと発表した。コロナワクチンは医療従事者向けの3回目接種が全国で今月1日に始まったばかり。同市は「4回以上の接種は健康被害の程度や予防効果が不明。決まった回数を接種してほしい」と呼び掛けている。

 市によると、県内の医療機関に勤務する男性は、医療従事者向けの先行接種で、医療機関が発行した接種券を使って4~5月に2回接種。約2カ月後の7~8月、市発行の一般住民向け接種券を使って未接種と偽り、市内の医療機関で2回接種した。

 市が接種証明書の発行などのため、接種記録を確認して発覚した。男性は「感染者が多い状況だったので、より多く接種した方が良いと思った」と話しているという。いずれも米ファイザー製で健康被害は確認されていない。

 3回目接種は、原則として2回目完了から8カ月以降が対象となっている。市は、「重大な健康被害につながる恐れがある事例」として厚生労働省に報告する。

 今月始まった3回目接種は医療従事者も自治体発行の接種券が必要で、市健康福祉部は「接種券は1人1枚なので、今後同様のことは起こりにくい」としている。(深川杏樹)

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