3回目接種、熊本県内でも開始 新型コロナワクチン 医療従事者を皮切りに

熊本日日新聞 | 2021年12月01日 20:13

新型コロナワクチンの3回目接種を受ける熊本総合病院の医療従事者=1日午後、八代市(後藤仁孝)

 新型コロナウイルスワクチンの3回目の追加接種が1日、全国各地で始まった。新たな変異株「オミクロン株」の感染者が国内でも確認され警戒感が高まる中、政府は流行の「第6波」への備えを強める。原則として2回目完了から8カ月以降が対象で、まずは医療従事者から開始。来年1月以降、高齢者を中心とした一般住民にも順次拡大する。

 オミクロン株に対しては効き目が落ちるとの懸念の声があるが、政府は重症化予防などに一定の効果があるとみて接種事業を進める。時間の経過とともに感染予防効果が低下し、2回接種した人でも感染するブレークスルー感染が起きることや、特に高齢者では重症化予防効果も下がることが明らかになったため、政府は3回目接種が必要と判断した。

 熊本県内でも同日、接種が始まり、八代市の熊本総合病院では医師や看護師などの医療従事者138人が米ファイザー製ワクチンを接種した。10日までに対象となる職員約800人が打ち終えるという。「すでに2回打っているので不安はなかった。痛みも前回と変わりません」と看護師の宮川三希子さん(35)。

 古賀一成副院長(61)は「ワクチンの効果もあって感染が抑えられている状況だが、医療現場では発熱患者との接触機会も多い。新たな変異株に対してどれほどの効果があるのか分かってはいないが、第6波までの“時間稼ぎ”の意味でも3回目接種は意義がある」と話した。

 八代市をはじめ熊本市、天草市、西原村、御船町、益城町、芦北町、錦町、湯前町、水上村、相良村、五木村、山江村、苓北町の14市町村の医療機関で接種を開始した。12月中には県内全ての市町村でスタートする。

 3回目接種の対象は現時点では18歳以上。高齢者など重症化リスクが高い人や、医療従事者ら職業上の理由で感染リスクが高い人は特に推奨する。厚生労働省によると月内に医療従事者104万人を対象に進め、来年1月には高齢者61万人、64歳以下の一般住民42万人に順次広げる。職場接種は3月をめどに始める。(志賀茉里耶)

医療従事者138人が新型コロナワクチンの3回目接種を受けた熊本総合病院

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