ワクチン3回目は「交差接種」も 2、3月配分はモデルナ4割超 熊本県

熊本日日新聞 | 2021年11月29日 21:03

新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について説明する木村敬副知事=29日、県庁

 熊本県は29日、新型コロナワクチンの3回目接種について、来年2月以降は1、2回目に打ったワクチンとは異なる製品を使う「交差接種」となる可能性があると明らかにした。これまで国から市町村に配分されたワクチンは全て米ファイザー製だったが、来年2~3月分として配分される約45%以上を米モデルナ製が占めるため。

 県によると、県内で28日までに2回のワクチン接種を終えた人の内訳はファイザー製が約120万人、モデルナ製が約18万人。ファイザー接種者が87%で、モデルナ接種者は企業や大学などの職場接種や、県の大規模接種会場の利用者らに限られていた。

 これに対し、3回目接種の2~3月分として県に配分されるワクチンはファイザー製が301箱(35万2170回分)、モデルナ製が1969箱(29万5350回分)。

 県は両社の製品ともmRNAワクチンであるとして、「国の審議会では交差接種した方が感染を防ぐ中和抗体が増え、副反応の程度は変わらないと報告されている」と説明。一方で、同じ製品の接種を希望する人が多いと予測しており、「今後はファイザー製を多く配分するよう国に要望する」とした。

 国はこれまで「どの製品を追加接種するか選べるようにする」と説明してきたが、木村敬副知事は「望むワクチンが配分されるかどうか、保証はできない。ワクチンを待っている間に抗体量が下がることがないよう、県民は交差接種を検討してほしい」と強調。「交差接種に伴う不安を減らせるよう丁寧に説明したい。国は副反応や効果について、分かりやすい情報を提供してほしい」と要望した。

 3回目接種は、2回目接種を終えて原則8カ月以上経過した18歳以上が対象。12月1日から医療従事者らを皮切りにスタート、来年1月には高齢者や一般でも始まる見通し。(清島理紗)

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