「民意」に翻弄、ダムの教訓 元五木村長・和田拓也さん
![和田拓也(わだ・たくや) 1947年、五木村の水没予定地区出身。東海大二(現東海大星翔)高卒。会社員になった後、村職員に転身。企画振興課長、助役などを歴任し、2007年にあった自身2度目の村長選で初当選。3期12年務めた。在任中に国がダム中止を表明。水没予定地の暫定利活用基本計画を策定し、宿泊施設付きのアウトドア施設などを整備した。信条は「和をもって動く」。](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2021-11/IP210318TAN000237000_02.jpg?itok=OgD5PJhc)
川辺川ダムの歴史は「分断」と「喪失」の歴史でもある。ダムができれば中心部が水没する五木村は、自ら望んだわけでもない巨大公共事業によって、流域自治体との関係や村民に分断が生じ、かつての姿を失い、振り回されてきた。人生の大半をダム問題に費やし...
残り 2409字(全文 2529字)
RECOMMEND
あなたにおすすめNEWS LIST
熊本のニュース-
【独自】「菊池事件」刑事法学者の証人尋問、10月1日実施 熊本地裁が決定 弁護団「憲法的再審」立証へ
熊本日日新聞 -
日台交流プレーボール 津奈木町が新たな観光模索 農業体験も楽しむ
熊本日日新聞 -
熊本―台北線、搭乗率好調 就航10カ月、平均86% TSMC進出追い風、県民への助成も後押し
熊本日日新聞 -
【能登地震半年 地方紙記者が見た被災地⑫】二つの被災地、つなぐ意義 熊本日日新聞社・堀江利雅記者
熊本日日新聞 -
<3回戦・熊本商2ー0岱志>熊本商が小技と堅守で流れ渡さず
熊本日日新聞 -
<3回戦・専大熊本5-4秀岳館>専大熊本、終盤に底力
熊本日日新聞 -
<3回戦・天草工10-1高専八代>天草工、ミスにつけ込む
熊本日日新聞 -
芦北カレーいろいろ味わって 恒例の芦北伽哩街道13店舗 20日からイベント
熊本日日新聞 -
八千把クなど県大会出場へ 熊日旗学童軟式野球八代支部予選
熊本日日新聞 -
古場田クラブ初優勝 熊日旗宇土市民ナイターソフト
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「相続・贈与は難しい」後編。7月19日(金)に更新予定です。