熊本豪雨被災のくま川鉄道、11月下旬一部再開 肥後西村-湯前の18キロ

熊本日日新聞 | 2021年10月16日 14:25

 昨年7月の豪雨で被災した第三セクター・くま川鉄道(熊本県人吉市)は15日、運休が続く全線24・8キロのうち肥後西村(錦町)-湯前(湯前町)の18キロについて、11月下旬に運行を再開する方針を明らかにした。

 全線復旧の進め方を協議する県や人吉球磨10市町村の再生協議会のオンライン会合で、同社の永江友二社長が報告。車両の検査や試運転などの準備が残っており、見通しがつき次第、再開日を公表する。

 保有する5両のうち3両を使って運行する。会合後に県庁で開いた記者会見で、永江社長は「地域住民も心待ちにした再開までようやくめどが立った。運行本数は減っても、高校生の通学に影響が出ないようにする」と述べた。

 会合では、国が復旧費の97・5%を実質負担する支援策を受けるため国土交通省に提出する同社の長期運行計画も了承。自治体などが鉄道の施設や用地を保有し、運行事業者に貸し出す「上下分離方式」の導入を盛り込んだ。

 肥後西村-人吉温泉(人吉市)の区間は、球磨川第四橋梁[きょうりょう]の流失で再開の見通しは立っておらず、引き続き代替バスの運行を続ける。(内田裕之)

記事アクセスランキング

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube