マダニ媒介の感染症、昨年の倍近くに 熊本県内 山や森林では注意を

熊本日日新聞 | 2021年10月07日 18:44

 9月27日~10月3日の熊本県感染症情報によると、マダニが媒介する日本紅斑熱の患者1人が県内医療機関から報告された。昨年の倍近く増えており、県健康危機管理課は「秋の行楽シーズンにあり、マダニが生息する山や森林に入る際には肌の露出を少なくして」と注意を呼びかけている。

 同課によると、感染したのは熊本市保健所管内の60代女性。今年の累計は15人と、昨年同時期(8人)と比べほぼ倍増した。同じくマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)も累計8人と、過去最多だった昨年(6人)を既に上回っている。

 同課は「ダニが媒介する感染症は重症化し、死亡する場合もある。生息地では長袖、長ズボンの着用や虫よけスプレーを使い、刺されないようにすることが大切」と話している。

 全数報告の感染症はほかに、A型肝炎、播種[はしゅ]性クリプトコックス症、アメーバ赤痢が各1人など。

 また、県内50定点の医療機関から手足口病249人(前週比30人減)、感染性胃腸炎126人(13人減)、RSウイルス感染症34人(5人減)の報告があった。手足口病は県全体で警報レベルを継続、菊池や御船などで流行している。(川崎浩平)

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