自席はなし、自由なオフィスに コクヨと連携、熊本市が実証実験

熊本日日新聞 | 2021年10月06日 21:36

自席を決めない可動式のテーブルや、ブースで囲われた空間を設けた改革プロジェクト推進課=熊本市役所

 熊本市は6日、デジタル化の進展や新型コロナウイルス禍などの社会変化に対応した「モデルオフィス」の実証実験を始めた。事務用品大手コクヨ(大阪市)と連携協定を結び、自席を決めないテーブルや、ウェブ会議ができるブースなどを配置。自由度が高く多様な働き方ができる自治体オフィスの在り方を共同で研究する。

 市は熊本地震後の業務量増加を機に、仕事の進め方や職員の働き方を見直す市役所改革に着手。総務省のモデルオフィスを手掛けるなどノウハウのある同社が市に働き掛け、必要な事務用品を無償で提供。全国で初めて、自治体での実証実験に取り組む。

 実証実験は来年2月末まで、本庁舎6階の「改革プロジェクト推進課」(課長含め職員8人)で実施。各自決まった席はなく、可動式のテーブルや、集中したい時やウェブ会議で使うブース、カウンター席などを、仕事の内容に応じて使用する。週1回のテレワークも取り入れ、時代に合った職員の働き方を検証する。

 同日、市役所であった締結式で、大西一史市長は「オフィス空間やワークスタイルを見直すことで業務の効率性や生産性を高め、市民サービスを向上させたい」とあいさつ。同社の大田豊事業本部長は「新しい働き方が求められる時代。先進的な改革が進む熊本市で、良い結果を出せるよう全力で取り組みたい」と話した。(河北希)

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