衆院選投票所、半数以下に削減 豪雨被害の球磨村、14カ所を5カ所に  

熊本日日新聞 | 2021年10月06日 18:03

5カ所に集約された投票所の一つの、さくらドーム横プレハブ施設。全ての投票所はどこでも投票できる「共通投票所」になった=5日、球磨村

 昨年7月の豪雨で大きな被害を受けた熊本県球磨村が、31日投開票の次期衆院選で、村内の投票所を半数以下の5カ所に減らすことが6日、分かった。従来の人口減少に、豪雨被害が追い打ちを掛けた格好だ。

 村はこれまで、集落の公民館や集会所など14カ所に投票所を設置。次期衆院選からは、旧小学校単位の5カ所に集約する。

 豪雨では、投票所としてきた施設の一部が浸水して使えなくなった。また、近年は人口が減って、集落の班長らが務めていた投票管理者や投票立会人の確保が難しい投票所もあったという。豪雨で集落外に住まいを移す住民も相次いだことから、集約を決めた。

 集約後の5カ所は、さくらドーム近くのプレハブ施設(渡)や石の交流館やまなみ(一勝地)など。このうち神瀬地区木屋角集落では、公費解体を終えた村営住宅跡地に投票所として活用するプレハブを建設中で、投票日に間に合うように急ピッチで作業を進めている。

 一方、有権者の投票機会を確保するため、5カ所全てを「共通投票所」にし、どこでも投票できるようにする。錦町にある大王原仮設団地で暮らす被災者は当日、臨時の送迎バスでさくらドームまでピストン輸送するほか、集会所のみんなの家で期日前投票も可能にする。

 村選挙管理委員会は「投票所の数は減っても、利便性を確保することで投票率が下がらないようにしたい」と話している。(小山智史)

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