球磨川治水、一勝地かさ上げ 高さ目安「5メートル以上」も 国交省検討

熊本日日新聞 | 2021年09月30日 13:12

宅地かさ上げと輪中堤について国土交通省の説明を聞く一勝地地区などの住民=28日夜、球磨村

 国土交通省八代河川国道事務所は28日夜、昨年7月の豪雨で氾濫した球磨川の治水対策として計画する「宅地かさ上げ」「輪中堤[わじゅうてい]」について、熊本県球磨村一勝地地区で地盤を上げたり堤防を築いたりする高さの目安を、最大5メートル以上で検討していることを明らかにした。

 同事務所は昨年7月豪雨での被災水位をベースに、川辺川での流水型ダムや遊水地など治水対策を整備した後に下がる水位を算出。現在の地盤の高さとの差を目安とした。

 住民説明会では一勝地、渡、三ケ浦地区の9集落で住宅ごとに目安を提示。広い範囲で0~3メートル程度が示される一方で、一勝地地区内にある淋集落の一部に5メートル以上と示される箇所もあった。

 同日夜、一勝地小であった説明会には住民45人が出席。参加者からは「かさ上げの高さが被災水位より低い。同程度でなければ、安全ではないと感じる」などの意見が出た。これに対し、松谷浩一村長は「工事期間を短くできるため住民も再建しやすい。避難路を早急に整備するなどして安全性を高めたい」と理解を求めた。(小山智史)

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