最終段階の治験、今秋に開始 KMバイオの新型コロナワクチン

熊本日日新聞 | 2021年06月24日 07:30

開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、「秋に最終段階の治験を開始したい」と話すKMバイオロジクスの永里敏秋社長=23日、熊本市

 医薬品製造販売のKMバイオロジクス(熊本市)の永里敏秋社長は23日、熊本日日新聞の取材に応じ、開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、今秋に最終段階の治験を開始すると明らかにした。

 同社が開発するのは新型コロナウイルスの感染性や毒性を失わせてつくる不活化ワクチン。3月に安全性や有効性を確認する初期段階の第1相と第2相の治験を始めた。これまでは年内に最終段階の第3相の治験開始を目指すとしていた。

 初期段階の治験は今月中旬までに20歳以上の健康な男女210人への2回の接種が終了、重篤な副反応は出ていないという。永里社長は「治験結果が8月にもまとまる見込みで、秋には第3相の治験を開始したい」と述べた。

 最終段階の治験の手法については厚生労働省などと協議中だが、偽薬を使う通常の手法ではなく、既に承認されているワクチンとの比較試験になるのではないかとの見方を示した。

 一方、2023年度としている実用化時期については、第3相の治験内容や、薬事承認の迅速化を巡る議論に左右されるとした上で、「条件が整えば、22年度中に前倒ししたいという希望を持っている」と述べた。(田上一平)

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