妖怪アマビエ浄瑠璃、上演始まる 山都町・清和文楽館 藩士との恋、切々と

熊本日日新聞 | 2021年04月25日 14:00

新作人形浄瑠璃「肥後アマビエ戀歌異聞」で、悪役の海法師(右)と相対するアマビエ=山都町

 熊本県山都町の清和文楽館で24日、疫病を鎮めるとされる妖怪アマビエを題材にした新作人形浄瑠璃「肥後アマビエ戀歌[こいうた]異聞」の上演が始まった。

 海で遭難した肥後藩士が竜王の娘(アマビエ)に助けられて夫婦になるが、妖怪の本性を知られたアマビエが身を引く創作物語。熊本市の劇団員が脚本を担当、専門学校生が衣装を作った。3月に同市で初演された。

 この日、清和文楽人形芝居保存会の人形遣いや太夫ら22人が出演。藩士とアマビエの出会いと別れが切々と語られ、疫病を招く悪役の海法師とアマビエが大胆な演出で相対した。

 鑑賞した鹿児島県霧島市の会社員、前田雅俊さん(61)は「物語も人形の動きも素晴らしく、涙が出るほど感動した。また来たい」と話した。

 7月までの定期公演で上演予定だが、新型コロナウイルスの感染状況で休止の可能性もある。同館TEL0967(82)3001。(鹿本成人)

記事アクセスランキング

フォローする

  • facebook
  • twitter
  • LINE
  • youtube