「衝突の根本原因を除去」 プーチン氏、習氏と電話会談

【北京共同】中国の習近平国家主席は24日、ロシアのプーチン大統領と電話会談した。プーチン氏は「ウクライナとの衝突の根本的な原因を除去し、持続可能で長期的な和平案成立に取り組む」と主張した。中国国営通信新華社が伝えた。
会談はロシア側の要請で行われた。ロシアのウクライナ侵攻から3年となり米ロ主導の和平交渉が進む中、中ロ両国は結束を確認して米国をけん制する狙いがある。プーチン氏は習氏に対し、米ロ接触の最新状況を説明した。
習氏は、ロシアと関係国がウクライナ危機の緩和に努力していることを喜ばしく思うと述べた。また国際情勢が激変しても中ロ関係は前進を続けると表明。両国は引っ越しのできない隣人だと指摘し「互いに支え合い、共に発展する真の友人だ」と強調した。
プーチン氏は対中関係の発展はロシアの戦略的選択だと応じ、緊密な関係をアピールした。ロシア大統領府によると、両首脳は5月の習氏の訪ロ、9月のプーチン氏の訪中に合わせた首脳会談実施を確認した。
両氏は第2次トランプ米政権が発足したばかりの1月21日にもオンライン首脳会談を行った。