ウクライナで怒りの追悼 「平和を」抵抗の地におえつ響く

共同通信 2025年2月24日 19:16
 ロシアによるウクライナ侵攻から3年となり、戦死したウクライナ兵らが埋葬された墓地で祈りをささげる人たち=24日、キーウ近郊イルピン(共同)
 ロシアによるウクライナ侵攻から3年となり、戦死したウクライナ兵らが埋葬された墓地で祈りをささげる人たち=24日、キーウ近郊イルピン(共同)
 24日、戦死した兵士らの写真が張られた聖ミハイル黄金ドーム修道院の外壁前を歩く市民=キーウ(共同)
 24日、戦死した兵士らの写真が張られた聖ミハイル黄金ドーム修道院の外壁前を歩く市民=キーウ(共同)
 24日、厳戒態勢が敷かれたキーウ中心部で、独立広場につながる地下通路を警備する警察官(共同)
 24日、厳戒態勢が敷かれたキーウ中心部で、独立広場につながる地下通路を警備する警察官(共同)

 【イルピン共同】私たちに「公正な平和」を―。墓標の前でおえつが響いた。ロシアの侵攻が始まってから3年となった24日。首都キーウ(キエフ)に向かうロシア軍と、抵抗するウクライナ軍の間で激戦が繰り広げられた近郊イルピンの墓地では遺族らが追悼に訪れ、悲しみと怒りに声を震わせた。

 戦死した軍人ら約90人を埋葬する町外れの墓地には、青と黄色のウクライナ国旗がたなびいていた。軍人だった息子=当時(23)=を東部ドネツク州バフムトで失ったオレナ・ロマンさん(57)は墓標にピンク色の花を手向け、「こんな野蛮なことは起きてはいけない」と涙を流した。

 キーウ中心部はこの日、侵攻3年に合わせた要人の訪問に備えて厳戒態勢が敷かれた。屋外で展示されている、ロシア軍が侵攻に使った装甲車やミサイルの側面には「ウクライナ軍に栄光を」と多くの文字が書き加えられていた。

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