ハマス、人質4人の遺体返還 ガザ停戦で初、子どもも

共同通信 2025年2月20日 19:26
 イスラム組織ハマスから赤十字に引き渡されたひつぎと、人質4人の遺影=20日、ハンユニス(AP=共同)
 イスラム組織ハマスから赤十字に引き渡されたひつぎと、人質4人の遺影=20日、ハンユニス(AP=共同)
 イスラエル中部テルアビブで、遺体で引き渡される人質を悼む男性=20日(共同)
 イスラエル中部テルアビブで、遺体で引き渡される人質を悼む男性=20日(共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦合意を巡り、イスラエル首相府は20日、イスラム組織ハマスから、人質4人の遺体を納めたひつぎが返還されたと発表した。子どもも含まれているもよう。遺体返還は1月19日の停戦発効後で初。双方は遺体も解放予定の人質と見なしている。

 イスラエルの法医学センターで身元確認後、人質家族に通知される。現在は第1段階の停戦中で、3月初めの停戦期限が迫っている。

 一方、ハマスの報道担当者は19日、停戦の第2段階で、拘束する全ての人質を一斉に解放する用意があると表明した。ガザの再建や恒久停戦の実現が条件だとしている。共同通信の取材に明らかにした。イスラエルは第2段階の交渉についてハマスの武装解除などを要求しており、難航が予想される。

 合意では、ハマスは第1段階の停戦中に遺体も含めイスラエル人の人質33人を解放する。今回の遺体を含めれば引き渡しは23人となる。残る人質のうち、生存者は22日に解放する6人とされる。来週以降、さらに4人の遺体を返還する方向となっている。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧