FBI長官にパテル氏承認 インド系初、過去に陰謀論
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【ワシントン共同】米上院本会議は20日、トランプ大統領が連邦捜査局(FBI)長官に指名したカシュ・パテル氏(44)の人事を承認した。パテル氏はインド系として初のFBI長官になる。過去には、バイデン前政権がFBIを使ってトランプ氏を捜査し、政治的に攻撃してきたとの陰謀論を展開。捜査機関トップの資質を疑問視する声が根強い。
トランプ氏は20日で就任から1カ月になった。機密文書持ち出し事件や議会襲撃事件で自身や支持者を捜査してきたFBIや司法省の捜査官を解雇するなどし、両組織を意のままに動かすことを目的に改革を進めている。
定数100の上院での採決結果は賛成51、反対49。民主党系の全議員47人に加え、共和党穏健派のコリンズ、マカウスキ両議員が反対した。コリンズ氏は声明で「政治的に中立な役職を務める能力に疑問がある」と指摘した。
パテル氏は、民主党などのエリート層が「ディープステート(闇の政府)」を形成し、米政府を操ってきたと主張。FBI本部を「ディープステート博物館にする」と語ったことがある。
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