東証、午前終値3万8579円 続落、円高進行で輸出銘柄に売り

20日午前の東京株式市場はほぼ全面安の展開となり、日経平均株価(225種)が続落した。下げ幅は一時600円を超え、節目の3万9000円を割り込んだ。外国為替市場で円高ドル安が進み、業績悪化の懸念から自動車など輸出関連銘柄に売り注文が広がった。
午前終値は前日終値比584円90銭安の3万8579円71銭。東証株価指数(TOPIX)は39・50ポイント安の2727・75。
トランプ米大統領が米国に輸入される自動車に25%程度の関税を課す考えを示したことが、引き続き相場の重しとなった。市場では「トランプ政権の関税政策への警戒感が維持されている」(大手証券アナリスト)との声が出た。