ハマス「全人質の一斉解放」準備 ガザ再建が条件、停戦第2段階で

共同通信 2025年2月20日 10:28
 がれきの上に立つ男性=19日、ガザ北部(AP=共同)
 がれきの上に立つ男性=19日、ガザ北部(AP=共同)
 人質解放を求める電光掲示板=19日、エルサレム(共同)
 人質解放を求める電光掲示板=19日、エルサレム(共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザの停戦合意を巡り、イスラム組織ハマスは19日、停戦の第2段階で、拘束する全ての人質を一斉に解放する準備があると表明した。ガザの再建や恒久停戦の実現が条件だと説明した。共同通信の取材に明らかにした。

 現在は第1段階の停戦中で、期限は3月初めに迫っている。双方は第2段階の交渉を進める方針を表明しているが、イスラエルはハマスの武装解除などを要求しており、難航が予想されている。

 イスラエル首相府は、20日に遺体が返還される人質のリストを受け取ったと発表。ネタニヤフ首相は19日、「明日はイスラエルにとって非常に困難な日になる。亡くなった愛する4人を帰国させる」と訴えた。

 ハマスは第1段階の停戦中に解放するイスラエル人の人質33人のうち、これまでに19人を引き渡した。残る14人のうち、生存者は22日に解放する6人とされる。来週以降、さらに4人の遺体を返還する見通し。

 ガザ保健当局によると、戦闘開始以降のガザ側死者は4万8千人以上。

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