国公立大2次試験倍率、4・4倍 25日から前期日程
文部科学省は19日、今年の国公立大2次試験の確定志願者数が昨年比5241人増の42万8501人だったと発表した。募集人員に対する倍率は昨年から0・1ポイント増の4・4倍。前期日程は25日から始まる。
国立大(81大学406学部)の志願者は29万9739人で、倍率は4・0倍。公立大(94大学216学部)は12万8762人の5・7倍だった。
学部系統別では、人文・社会系4・6倍、理工系4・2倍、農・水産系4・2倍、医・歯系4・6倍、薬・看護系5・0倍、教員養成系3・6倍などとなった。
大学別で高倍率だったのは、国立大は上越教育大9・0倍、東京芸術大7・9倍など。東京工業大と東京医科歯科大が統合し昨年発足した東京科学大は4・5倍だった。
公立大は山陽小野田市立山口東京理科大の12・9倍が最高。
大学入学共通テストの成績で門前払いする「二段階選抜」は、前期日程で36大学61学部が実施し、4459人が不合格となった。
2次試験の中期日程は3月8日以降、後期日程は同12日以降に実施される。