安倍派裏金9年で2千万円還流 自民宮本氏「預かり金」と認識

自民党派閥裏金事件に関する参院政治倫理審査会が19日午前、開かれた。旧安倍派に所属した宮本周司氏は、派閥からの政治資金パーティー券販売ノルマ超過分の還流資金について、2014年から9年間で合計2146万円だったと明らかにした。裏金との認識はなく、派閥からの「預かり金」と認識していたと弁明した。
宮本氏によると、13年に派閥入会後、還流資金の扱いについて、派閥事務局から政治資金収支報告書への記載や領収書は不要との説明があった。自身と派閥の収支報告書それぞれに収支を記載するべきではないかと事務局に相談したが「将来、政治資金として使う段階になったら相談してほしい」と伝えられたという。