米とロシア、3段階で和平調整か ウクライナの反発必至

共同通信 2025年2月19日 07:15
 18日、サウジアラビア・リヤドで顔を合わせたロシアのラブロフ外相(手前左から2人目)とルビオ米国務長官(同4人目)ら(ロシア外務省提供・ロイター=共同)
 18日、サウジアラビア・リヤドで顔を合わせたロシアのラブロフ外相(手前左から2人目)とルビオ米国務長官(同4人目)ら(ロシア外務省提供・ロイター=共同)

 【ワシントン、モスクワ共同】米FOXニュースは18日、ロシアとウクライナの戦争を巡って米国とロシアが「停戦」「ウクライナ大統領選」「最終合意」の3段階で和平案を調整していると報じた。任期が切れたゼレンスキー大統領には合意する資格がないと主張するプーチン大統領に配慮した構想。ウクライナの反発は必至だ。

 トランプ大統領は18日の記者会見で、和平合意に「自信を深めている」と語った。18日のサウジアラビアでの米ロ高官協議の内容を知る外交筋によると、米ロ両国はゼレンスキー氏が再選される可能性は低いと予測。プーチン氏は親ロシア派の大統領の当選を期待しているとみられる。

 ウクライナ大統領の任期は5年。2019年5月に就任したゼレンスキー氏の任期は24年5月までだったが、22年2月にロシアが侵攻を始め、戒厳令下での選挙が禁じられているため、大統領選を実施できていない。

 ロシア外務省は18日の声明で、米ロ高官協議の結果についてウクライナを巡る今後の協議は特別代表を通じることで米ロが合意したとの声明を発表した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「国際」記事一覧