インド列車に乗客殺到18人死亡 祭典「クンブ・メラ」向かう途中

【ニューデリー共同】インド首都のニューデリー駅で15日夜、世界最大の宗教行事といわれるヒンズー教の祭典「クンブ・メラ」の開催地に向かう列車に客が殺到し折り重なるように倒れ、18人が死亡、10人以上が負傷した。地元メディアが報じた。
開催地の北部プラヤグラージを通る列車2本が遅れ、特定のホームに多くの人が集まっていたところに、プラヤグラージに向かう別の列車が到着したという。
クンブ・メラの会場でも1月29日、詰めかけた人々が倒れ、少なくとも30人が死亡、60人が負傷した。
プラヤグラージはガンジス川とヤムナ川が合流する地点で、ヒンズー教徒の聖地の一つ。聖なる川で沐浴するとあらゆる罪を洗い流すことができると信じられている。クンブ・メラは1月13日に始まり、地元州当局は2月26日までの期間中に延べ4億人以上の来訪を見込んでいる。