米卸売物価3・5%上昇 1月、伸び率予想上回る
【ワシントン共同】米労働省が13日発表した1月の卸売物価指数は、前年同月より3・5%上昇となった。伸び率は2024年12月から横ばいだったものの、3・2%程度の上昇を見込んだ市場予想は上回った。サービスが4・1%、モノは2・3%それぞれ上昇した。
12日に発表された米消費者物価指数(CPI)に続いて根強い物価高の兆候が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースのさらなる鈍化につながる可能性がある。
モノのうち食品は5・5%上がった。一方で、エネルギーは横ばいだった。変動が激しい食品とエネルギーを全体から除いたコア指数は3・6%の上昇で、市場予想の3・3%程度を上回った。
卸売物価指数の前月比(季節調整済み)は0・4%上昇だった。モノは0・6%、サービスは0・3%それぞれ上昇した。コア指数も0・3%上昇した。