検事総長談話は「名誉毀損」 袴田さん弁護団、提訴の方針
![袴田巌さん](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021301000636.-.-.CI0003.jpg)
1966年の静岡県一家4人殺害事件で再審無罪が確定した袴田巌さん(88)の弁護団は13日、畝本直美検事総長が控訴断念を表明した談話で袴田さんの名誉が傷つけられたとして、国に損害賠償を求め提訴する方針だと明らかにした。別に冤罪の責任を問う国家賠償請求訴訟も起こす方針で、いずれも袴田さんの成年後見人の意向を確認し、最終判断する。
弁護団は、検事総長談話で「判決は、理由中に多くの問題を含む到底承服できないもの」などとしたのは、「袴田さんを犯人視するもので、名誉毀損に当たる」と指摘している。
無罪とした昨年9月26日の静岡地裁判決に対し、検事総長は10月8日に談話を出し、「袴田さんが相当な長期間にわたり法的地位が不安定な状況に置かれた」などとして控訴断念を表明。静岡地検が同月9日、上訴権を放棄する手続きをとり、無罪が確定した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
強風で枯れ草火災、茨城・常総市 周囲の建物に延焼の危険
共同通信 -
医療機器大手の改善計画を認定 公取委、抱き合わせ販売疑いで
共同通信 -
フランス空母艦隊2隻、沖縄寄港 太平洋展開は1960年代以来
共同通信 -
昨年10月の衆院選は「合憲」 東京高裁、無効請求を棄却
共同通信 -
「法廷警察権」訴訟、国側争う 主義示す衣服や装飾を認めず
共同通信 -
長野3人殺傷、15日に再逮捕へ 重傷男性への殺人未遂疑い
共同通信 -
衆院選1票の格差は「合憲」と東京高裁
共同通信 -
昨年10月の衆院選は「合憲」 東京高裁、「1票の格差」訴訟
共同通信 -
衆院選1票の格差は「合憲」と東京高裁
共同通信 -
衆院選1票の格差訴訟、東京高裁が請求棄却
共同通信