インド、貿易摩擦回避を模索 首相訪米、関税引き下げも検討

共同通信 2025年2月11日 16:59
 インドのモディ首相=8日、ニューデリー(ロイター=共同)
 インドのモディ首相=8日、ニューデリー(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インドのモディ首相は12~13日に訪米し、ワシントンでトランプ大統領と会談する。モディ氏はトランプ氏の1期目に親密な関係を築いた。会談では関税が主要議題となる見通しで、インド側は対米関税の引き下げも検討。貿易摩擦の回避を模索している。

 モディ氏は10日、訪米に関し、貿易、防衛、エネルギーなどの分野を含め両国関係発展に向けた協議を前進させる機会だとの声明を出した。トランプ氏は1月、モディ氏との電話会談で「公平な2国間の貿易関係」構築に触れていた。

 ロイター通信は、インドが電子機器や医療機器など少なくとも12分野で関税引き下げを検討していると報じた。両国の貿易はインドが大幅な黒字で、米側の報復を避ける思惑がありそうだ。

 トランプ氏は電話会談で、インドが米国産の防衛装備品購入を増やすことも要求。長年ロシアに武器輸入を依存するインドとしては、米ロ両国との距離感も試されることになる。

 トランプ政権は不法移民の強制送還を目玉政策とし、今月5日にはインド人104人をインドに送還した。

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