はだか祭で女性に存在感、愛知 2年連続、参加団体増加へ

共同通信 2025年2月8日 17:10
 「国府宮はだか祭」で「儺追笹奉納」に参加した女性チームのメンバーら=2024年2月、愛知県稲沢市(どまつりダンスチームSPICE!提供)
 「国府宮はだか祭」で「儺追笹奉納」に参加した女性チームのメンバーら=2024年2月、愛知県稲沢市(どまつりダンスチームSPICE!提供)

 愛知県稲沢市の国府宮神社でふんどし姿の男たちがぶつかり合う奇祭「国府宮はだか祭」の神事に昨年、初めて女性団体が参加した。約40人の仲間と出た服部みどりさん(71)が8日までに取材に応じ、「歴史に残る瞬間だった」と振り返った。今年の開催は10日。女性団体の参加は昨年の7から20ほどに増えるといい、神事の時間延長もあり、女性の存在感が増すことに期待する。

 服部さんは約50年前、名古屋市から稲沢市に移住し、同市の文化をテーマに作曲し踊るチームの代表を務める。祭りも「大切な文化」としてテーマにしたこともあり、ほぼ毎年見守ってきた。

 はだか祭は長年の慣例で着衣が認められず、女性は事実上参加できなかった。昨年、地元女性団体の申し入れで、願い事が書かれた布で包んだササを担いで境内に駆け込む「儺追笹奉納」が、着衣で可能となった。

 女性が参加できるとニュースで知り、「男の祭りと思っていた。出られるなんて考えもしなかった」と驚いた。参加を決めたが、「女性が入ってより盛り上がったと言われないと」と使命感に駆られた。

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