不倫の教諭殺害、懲役13年求刑 元同僚の男、釧路地裁差し戻し審
北海道帯広市で2022年5月、不倫関係にあった女性教諭=当時(47)=を殺害したとして、殺人罪などに問われた元同僚片桐朱璃被告(38)の差し戻し裁判員裁判の論告求刑公判が7日、釧路地裁であり、検察側は懲役13年を求刑した。
片桐被告は公判で「被害者の同意があった」と起訴内容を一部否認し、弁護側は殺人より法定刑が軽い承諾殺人罪の成立を主張している。
差し戻し前の一審釧路地裁は23年7月、「被害者が殺害を承諾していた疑いがある」として承諾殺人罪を適用し、懲役6年6月(求刑同13年)の判決を言い渡した。