旧村上系、愛知製鋼株取得 8・85%、経営陣へ助言
アクティビスト(物言う株主)として知られる旧村上ファンド系の投資会社などが、トヨタ自動車グループの愛知製鋼の株式の8・85%を保有していることが6日、分かった。同日付で関東財務局に提出した報告書に記載された。保有目的は「投資および状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為等を行うこと」としている。
村上世彰氏が関わる旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンス(東京)は昨年9月、村上氏の長女と共同で愛知製鋼の株式を5・08%を取得したとする報告書を関東財務局に提出。その後も同じ旧村上ファンド系のレノなどとともに買い増しし、1月に保有比率を7・48%まで引き上げていた。