日産との協議頓挫、ホンダも痛手 技術力強化へパートナー必須
![ホンダ本社(左)と日産自動車グローバル本社](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020601001892.-.-.CI0003.jpg)
ホンダと日産自動車の経営統合に向けた協議の頓挫は、経営不振にあえぐ日産だけでなく、ホンダにとっても大きな痛手となりそうだ。電動化やソフトウエア開発で米中勢に引き離される中、技術力強化は喫緊の課題で、専門家は「ホンダは早急に他のパートナーを見つけなければいけない」と指摘する。
電気自動車や自動運転といった成長分野で、米テスラや中国の比亜迪など新興メーカーが台頭している。競争激化に苦しむホンダと日産は、2024年3月に戦略提携に向けた検討を本格スタートした。12月には経営統合に向けた協議入りを発表。コスト削減と開発強化の両立による競争力向上を狙った。