外国人材受け入れ懇談会を初開催 大都市圏への集中回避、運用議論
技能実習に代わる新たな外国人材受け入れ制度「育成就労」に関し、政府は6日、運用の詳細を話し合う有識者懇談会を初めて開いた。賃金の高い都市部への人材集中を避けるため、地方企業の採用上限枠を大都市圏より拡大する案などを提示。新制度は2027年にも導入予定で、政府は懇談会の意見を踏まえ、夏ごろには関係省令を公布したいとしている。
政府が示した素案によると、採用上限は技能実習と同様に、受け入れ先の常勤職員数に応じて決める。人材育成などで優良な受け入れ先と認められれば上限の2倍を採用できる。地方企業の場合、外国人材の受け入れを仲介する「監理支援機関」も優良と認められれば3倍まで拡大する。
新制度では、本人の意向で勤務先を変える「転籍」が可能となる。転籍者の受け入れ上限は採用する育成就労外国人の3分の1までとし、地方から都市部に移る場合は6分の1まで絞る。渡航費など初期費用は、転籍先が最初の受け入れ先に補填する仕組みを設ける。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
国税OBの会社役員が脱税疑い 5100万円、特捜部が逮捕
共同通信 -
名古屋で道路1・5メートル陥没 車の前輪はまる、けが人なし
共同通信 -
主婦刺殺で懲役15年求刑 広島地裁、DNA型が争点
共同通信 -
ハト捕まえ殺した疑いで男逮捕 虐待動画をSNSに投稿か
共同通信 -
二審も黙秘権の侵害認めず 取り調べ検事の侮辱発言訴訟
共同通信 -
野村証券の元社員逮捕、警視庁 顧客から1000万円詐取の疑い
共同通信 -
名古屋の道路が陥没、車はまる
共同通信 -
万引疑い男を逮捕、運転役か ベトナム人窃盗グループ
共同通信 -
中学教諭に懲役25年求刑 東京・江戸川の男性殺害
共同通信 -
河川敷でハト捕まえ殺した疑い、男逮捕
共同通信