食品の賞味期限、不要な短縮抑制 消費者庁、ロス量削減で新指針
消費者庁の検討会は4日、食品の安全性を保ちながら賞味期限と消費期限の表示を長期化するため、事業者に期限を必要以上に差し引かないよう求める表示設定ガイドラインの改正案を議論した。後日、意見公募を行い、3月末までに正式決定する見込み。政府の掲げた目標に向けて食品ロス量削減が進む中で、新たな指針により、さらなる促進を目指す。
表示の意味を消費者が分かりやすいように、消費期限は「期限を過ぎたら食べないでください」、賞味期限は「おいしく食べられる期限」などの説明を付記することを促す内容も盛り込んだ。
政府は2030年度までに食品ロスの削減目標を、事業者は「00年度比で60%減」とする。