強い冬型、大雪暴風に警戒 北海道で記録的な降雪
日本付近は強い冬型の気圧配置で、北日本から西日本の日本海側を中心に6日にかけて、大雪となる恐れがある。普段は雪があまりない太平洋側でも、内陸部で大雪、平地で積雪の可能性がある。全国的に雪を伴う非常に強い風で、北日本は暴風雪の場所もある。気象庁はその後も数日にわたり、強い冬型で荒れた天候の見込みだとして、警戒を呼びかけている。
北海道では4日午前9時までの24時間に帯広市で124センチの雪が降り、昨冬までの最大記録(60センチ)を大きく上回った。他も芽室町で107センチ、本別町で93センチなど記録的な降雪となった地点が相次いだ。
気象庁によると、急発達した低気圧が4日夜にかけて日本海を北上し、強い冬型となる。北日本から東日本の上空約5000mに氷点下42度以下のこの冬一番の寒気が入り、大気の状態が不安定になる。寒気の流れ込みは断続的になお続く。着雪やなだれ、激しい突風、ひょうにも注意が必要だ。
予想降雪量はいずれも多い所で、4日午前6時から24時間は北海道50センチ、東北70センチ。