沖縄・浦添市長選、現新一騎打ち 那覇軍港の移設是非が争点

共同通信 2025年2月2日 18:37
 出陣式で第一声を上げる松本哲治氏=2日午前、沖縄県浦添市
 出陣式で第一声を上げる松本哲治氏=2日午前、沖縄県浦添市
 出陣式で第一声を上げる里道昭美氏=2日午前、沖縄県浦添市
 出陣式で第一声を上げる里道昭美氏=2日午前、沖縄県浦添市

 任期満了に伴う沖縄県浦添市長選が2日告示され、市民団体世話人の新人里道昭美氏(67)と、4選を目指す現職松本哲治氏(57)=自民、公明推薦=の無所属2人が届け出た。市の沖合を埋め立て、那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)を移設させる計画の是非が主要争点となる。投開票は9日。

 松本氏は移設を容認する立場。2日午前、支援者を前に「沖縄全体の発展の中に、浦添市民の幸福がある」と強調した。

 里道氏は自然破壊につながるとして移設阻止を目指す市民団体の世話人。市内の海岸沿いに立ち「宝物を米軍基地のために何で差し出さないといけないのか」と訴えた。

 玉城デニー知事を支え、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する勢力「オール沖縄」は今回、擁立を見送った。玉城氏は軍港跡地が産業振興に活用できるなどとして移設を容認している。

 那覇軍港の移設を巡っては、防衛省が2022年に約49ヘクタールを埋め立てて丁字形の施設を造る計画案を示し、県など関係自治体が容認。日米両政府も23年に合意している。

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