国防総省、人種の祝福行事を停止 権利への啓発を促さず、性別も
【ワシントン共同】ヘグセス米国防長官は国防総省内で、特定の人種や性別の権利への啓発を促す「歴史月間」を祝福する行事の開催などを停止すると周知した。国防総省が1月31日に発表した。トランプ政権が軍での多様性・公平性・包括性(DEI)推進の取り組み廃止を決めたことに伴う措置とみられる。
トランプ大統領は27日に「米軍から過激なジェンダー主義を排除する」とした大統領令に署名。米軍の多様性推進の取り組みが一段と後退しそうだ。
ヘグセス氏は特定の人種や性別を重んじることは米軍内の分断を招くと主張。「仲間意識をむしばみ、任務遂行を妨げる」とし、理解を求めた。