ミャンマー政変4年、市民無力感 抗議の投稿ほぼ確認されず

共同通信 2025年2月1日 06:31
 2024年3月、ミャンマーの首都ネピドーで実施された国軍記念日のパレードで、車に乗って登場したミンアウンフライン総司令官(共同)
 2024年3月、ミャンマーの首都ネピドーで実施された国軍記念日のパレードで、車に乗って登場したミンアウンフライン総司令官(共同)

 【ヤンゴン共同】ミャンマー国軍による2021年のクーデターから、1日で4年が経過した。民主派団体は昨年、軍事政権に抗議の意思を示すために外出や社会活動を停止する「沈黙のスト」を呼びかけたが、今年はネット上で関連投稿がほとんど確認されなかった。団体メンバーは「市民は無力感を募らせており、安全にも配慮した」と説明した。

 クーデターではアウンサンスーチー氏の民主政府が転覆。内戦状態が続き、混乱は長期化している。ヤンゴンに住む女性は「長時間の停電や徴兵の恐怖で、抗議どころではない。抵抗の意思を示すより、どうやったら国から出られるかを必死で考えている」と語った。ネット規制も強化されている。

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