日米首脳会談、2月7日軸に調整 信頼関係構築に向け初対面
日米両政府は、石破茂首相とトランプ大統領による初の首脳会談について、2月7日を軸に米ワシントンで開く方向で最終調整に入った。複数の関係者が30日、明らかにした。首脳間の強固な信頼関係構築に向け、初の対面会談に臨む。日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増す中、日米同盟の抑止力、対処力の強化を図る。日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収計画を踏まえ、経済関係も主要な議題になる見通しだ。
首相は2月前半にも訪米する方向で調整していた。首脳会談では、覇権主義的な動きを強める中国や、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮問題などについて認識を共有。日米に加え、日米豪印や日米韓など同志国で緊密に連携して対処する方針で合意したい考えだ。
トランプ氏は、日本に防衛費のさらなる増額を要求する可能性がある。首相は大幅に引き上げる政府方針を説明し、理解を得ることを目指す。
USスチールについて、トランプ氏は選挙期間中から一貫して日鉄の買収に反対している。