犯罪の機会「ネットで提供」禁止 闇バイト対策念頭、鳥取条例案
交流サイト(SNS)での子どもの犯罪被害防止に向けた鳥取県の条例改正を巡り、平井伸治知事は30日、強盗や詐欺といった犯罪の機会をインターネットで青少年に「提供」する行為を禁じる条文の新設方針を表明した。闇バイト対策が念頭にある。2月20日開会の県議会に、県青少年健全育成条例改正案を提出する予定。
記者会見した平井氏は、被害を未然防止するため早急な措置が必要だと強調。禁止行為に対応する罰則規定は検察をはじめ関係機関と調整し、改めて検討する。
平井氏は県民らを対象にした政策アンケートで、条例改正の方向性に90%以上が賛成したとして「県民の真の思いに近い」と述べた。