新潟の死体遺棄、詐欺の男関与か 口座から金引き出す、2人起訴
新潟県聖籠町の空き家敷地で昨年12月、新潟市の無職小杉英雄さん=行方不明時(78)=の遺体が埋められて見つかった事件で、小杉さんの銀行口座から不正に金を引き出したとする別事件があり、新潟地検が詐欺罪で30代の男2人を起訴していたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。
起訴状や捜査関係者によると、新潟県と山形県の男2人は昨年10月、新潟市内の銀行で、複数回にわたり、計約280万円を不正に引き出したとしている。新潟署捜査本部は、新潟の男は死体遺棄の経緯も知っているとみて捜査している。起訴は今月15日付。
小杉さんの死因は首を圧迫されたことによる窒息死で、他殺と断定された。