激励金横領、巡査部長免職 大阪府警、同僚から借金
大阪府警の柔道大会の激励金として同僚らから集めた現金約20万円を横領したなどとして、府警は30日、此花署総務課の巡査部長藤阪太郎被告(30)=横領罪で起訴=を懲戒免職処分にした。府警によると、被告は同僚に借金をしており、その返済などに充てたとみられる。
被告は同署の柔道指導者で、激励金は練習中の飲み物などの購入費用として署員から集めたものだった。昨年10月下旬から所在不明となり、12月に横領容疑で逮捕、起訴された。
大阪府警の津川浩徳監察室長は「警察官として言語道断の行為。再発防止に努める」とのコメントを出した。